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Jun 20,2014

塩の感覚

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数日前の夕食どき、夫が少し言い出しにくそうな顔で
「あのさ、最近お酒をあまり飲んでいないせいだと思うんだけど、
ときどき料理の塩加減がきつく感じるときがあるんだよね。
足りなければ後でテーブルで足せばいいから、気持ち少なめを心がけてくれるかな」。

実は私も最近、自分でつくった料理をテーブルで食べると「あれ?」と思うことが続いていたのです。
最近は忙しくて新しいメニューに挑戦する機会もそうそうないので
目分量でつくれる定番メニューが中心です。
つまりこれまでと同じようにつくっているにもかかわらず、なぜか仕上がりが少しだけしょっぱい。
あきらかに、というほどではなく、ちょっとそんな気がする、という程度なので
とくに自分からは何も言い出していなかったのですが
やっぱり彼も同じように感じていたんだ、とわかりました。

夫の言うように、おそらくお酒と一緒に夕食を食べなくなったことで
塩味に対する感覚が少し変わったのだと思います。
逆に、お酒を飲む店で外食すると、味が濃く感じることが増えました。
でもそれは「おいしい濃さ」なので、ときどき食べるぶんにはいいのですが
もう健康管理が必要な40代だし、自然に味覚が減塩方向にシフトできるのはかえって好都合です。
これから日々の料理では以前より塩かげんを意識しよう、と話した夜でした。

さて、「塩」つながりで、私が現在キッチンで塩入れに使っている道具を紹介します。
〈OXO(オクソー)〉のポップコンテナで、
密閉式の蓋がワンタッチで開くのと、すっきりスタッキングできる形がとても便利。
容器がべたついたように感じたら清潔なふきんで拭けばすぐきれいになります。
左列のゲランドの塩の細粒と粗粒のほか、中央はきび砂糖と片栗粉、右の長いタイプは薄力粉と
日々の料理で頻繁に使う調味料はこれに入れ替えて使っています。

前は雰囲気重視でガラスの保存瓶や可愛いジャムの空き瓶を使っていたこともありましたが
今はこの容器の機能性と使い心地に納得して愛用しています。
数日前のキッチンについてのブログでも書きましたが
こうした道具はひとつひとつ使いながら自分に合うもの見つけていく、
その過程がとても楽しいです。

......週末なので少し長いブログになりました。
今週末、私たちは名古屋へ、そこから秋に出版する本の関係で京都にも足を伸ばします!
みなさんも素敵な週末をお過ごし下さい。

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Author : Nao Ogawa