仕事がひと段落したので、帝釈天に向かいました。毎年出かけるのは、初もうでが落ち着いたこの時期と決めています。→ BLOG「気になっていたこと」
映画「寅さん」で知られる柴又は、浅草や鎌倉とはひと味違う、ここにしかない風情があります。
すれ違うのにちょうどよいこの道幅が好きで、何度も行ったり来たり。
きれいに掃除の行き届いた参道から、商店街の並ならぬ愛情が伝わってきます。
手焼きせんべいや佃煮、漬物や飴、川魚にうなぎ、駄菓子から仏具まで。
どの店も長年引き継いできたものだけで、ていねいに商売をしているところもいい。
名物草だんごの賞味期限は、きっちり当日。
できたその日に食べると、やっぱりおいしいのです。
寅さん全48作の中でいちばん好きな作品は、シリーズ第17作の『寅次郎夕焼け小焼け』です。
芸者役がピッタリの太地喜和子、日本画の大家を演じる宇野重吉の味わい深い演技が光ります。息子である寺尾聰との貴重な親子共演も見逃せません! 監督の山田洋次は翌年、名作『幸せの黄色いハンカチ』を発表します。(すごい)
舎弟の源公(佐藤蛾次郎)がいつも掃除をしている二天門。
今にも住職の笠智衆が「困ったぁ、困ったぁ」と言いながら出てきそうです。
駅の改札には、旅に出る寅さんを見送るさくらと満男。一緒に旅に出たくなる風景です。
ロケ地探訪ですっかり寅さん気分になり、今年のお守りは寅さん柄に。
首にかけたら奥さんが似合うネ!と褒めてくれました(笑)。
ガイド本片手に『寅さん』に夢中だったフーテン時代を思い出しながら、
今週もしっかりモリモリ、仕事をこなしながら楽しもうと思っています。