愛知から帰ってくる途中、念願かなって〈Hacigo - ハシゴ-〉に立ち寄ることができました。
〈Hacigo〉は、『家がおしえてくれること』の表紙を飾ってくれた
静岡県磐田市にある週末カフェです（→ BLOG ）。
店主の本間陽子さんとは、ちょこちょことメールや品物を送り合いながら交流を続けていて
これまでも帰省に合わせて寄らせてもらう約束を何度もしていたのですが
直前でどちらかの都合が悪くなって見送り、ということが続き、約３年ぶりの再訪です。
本の取材日のような青空はのぞめず、あいにくの曇り空でしたが
この白い箱のような家は相変わらず、穏やかな田園風景の中に
清々しい空気をまといながら建っていました。
シンボルツリーのシマトネリコは、伸びすぎたため少し前に剪定されたのだそう。
そんな変化も含めて、以前に比べていい具合に落ち着きと味わいが増した印象がありました。

取材の日、この入口で取材チームの記念写真を撮ったのが懐かしいです（ → BLOG ）。

店内は、家具も小物も一つずつ吟味して選ばれ、
それぞれがあるべき場所にあることが肌で感じられるインテリアで......

強く主張してくるものはないのに
店のキャラクターが空間からしっかり伝わってきます。
温かみがありつつも、どこかきりっとしている。
この空気感が素敵だなといつも思います。

あっという間に売り切れてしまう人気のジャムと焼き菓子の下に、
『sketch』をさりげなくディスプレイしながら販売してくれていました。

ソファ横の本棚にも、初作品『Table Talk』をはじめ私たちの作品がずらり！
この後たまたま居合わせた常連のお客さまも
ここで私たちの作品をいくつか購入してくださったという方で、
しばらくお話が弾みました。

出産を機に約２年の休業を経て、無理のないペースでお店を再開した陽子さん。
元気いっぱいの３歳の娘さんの子育てと
基本的には一人でキッチンとホールを切り盛りする仕事の両立は大変なはずですが
それでも好きなことを続けられている充実感と
家族に支えられた幸せな暮らしぶりが伝わってきて、私もうれしくなりました。

オーダーしたのは、３年前もいただいた絶品のキッシュプレートです。

海老芋（→ BLOG ）とチリビーンズが入ったボリュームたっぷりのキッシュに
みずみずしい野菜が添えられて、しみじみとおいしかった！

静岡県や近県の方は、ぜひお出かけください。
とても気持ちがいい時間が過ごせるカフェです。
私たちも、ここで過ごした２時間弱ですっかりエネルギーチャージされて
帰りのドライブは疲れもせずケンカもなく、全員上機嫌で家までたどり着きました。

Hacigo
住所 静岡県磐田市草崎136‐1
電話 0538‐77-8886
営業日　土、日曜日　＊平日はお休みです。ご注意下さい。
営業時間 11：30～17：00
＊URLはありません。