10日ほど前に種を撒いた4つのプランターから、早くも新芽がのびてきました。
今回植えたのは、昨冬に引き続きコリアンダーとルッコラ(→ BLOG )、
新たにミックスリーフと、バジルの4種。プランターはお揃いだし、
プレートも立てていないため、今はどれが何の芽なのか判別できませんが、
生長してくれば一目瞭然なので構いません。むしろ、ワクワク感が増すというものです。
ちなみに園芸屋さんで買う苗に差してある、植物の種類とお手入れ法が書かれたカードも
植木鉢に差したまま庭に置くと、いきなり生活感が出てしまうため、
洗ってファイリングして、手入れに迷ったときはそちらから探すようにしています。
それにしても、新芽って、なんてかわいいのでしょう!
前回のプランター栽培は、トータルでいったい何度収穫できたのか数えられないほどで
もうルッコラとコリアンダーは家でつくることにしよう!と夫と誓い合ったほどでした。
毎回使う分だけ摘んで、さっと洗ってすぐいただくという流れが気持ちよくて
野菜づくりや畑仕事という大がかりなものでなくても
「育てて食べる」を手軽に実践できるプランター栽培の素晴らしさを知りました。
そういえば今年はハナミズキとライラックが咲かなかったのですが
とくにハナミズキはぐんと背丈が伸びて、葉っぱもイキイキしています。
きっと「今は上に伸びるのにエネルギーを使いたいので、花はお休みしますね」
ということだろうと思い、今年はこの葉っぱのかわいさを秋まで堪能することにします。
華やかに花を咲かせるばかりが見どころではなく、
地味にこつこつとエネルギーを蓄える時期だって必要なのは、植物も人間も同じですね。
ところで毎週日曜日の夕方は『サザエさん』を見ながら夕食をとるのですが
数ヶ月前にふと気づいたのが、磯野家の団欒風景が映しされるときの、庭の花のこと。
たいていは、お茶の間で波平さんの背後の窓の外にちらっと映るか、
あるいは庭からカーテン越しに家族のシルエットが映る際(全員の笑い声とともに)
手前に花が映り込んでいるという2パターンが多く、
早春は水仙、春まっさかりの時期はチューリップ、そして今月は菖蒲と
庭に植えられた花もちゃんと季節に合わせて変わっているのです。
きっと来月はあじさい、その後は朝顔やひまわり......と続いていくのかな。
サザエさんファンにはもはや常識なのかもしれませんが、このことに気づいてから、
花を通して日本の四季の変化を細やかにすくい上げる
『サザエさん』の国民的番組としての意識の高さにさらに敬意が増した次第です。