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Jul 08,2016

吉田省念 『黄金の館』Live

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先日リリースされた吉田省念さんのニューアルバム『黄金の館』が、あまりにも良いので・・・

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バンド仲間の友だちを誘い下北沢440へ。吉田省念さんは昨年僕が個展を開催した京都で、扉野さんにライブに連れて行ってもらい好きになりました。→ BLOG「拾得という場所」
京都在住の省念さん。東京での演奏に期待は高まります。


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ドラムは星野源さんとのSAKEROCKや、細野晴臣さんのツアーメンバーでおなじみの伊藤大地さん。ベースは千葉広樹さん。キーボードは田中祐司さん。カラッとしたアメリカの大陸的なサウンドが見え隠れしながらも、フォークやブルーズ、ジャズ、カントリーがほどよくブレンドされ、さらに心地よいインプロヴィゼーションやノイズが加わることでポストロック的な要素も。緻密な音色の心地よさは、大好きなJeff TweedyJim O'Rourke,Blake Millsにも通じるところがあると感じ、うれしくなりました。

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無国籍でカッコいいサウンドでは、日本語の歌詞が曲とかけ離れてしまうことが多いのですが、省念さんの歌は曲と絶妙に溶け合っていました。音への追求と言葉選びのセンスがどこまでも良いのだと思います。

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ゲストはアルバムにも参加している柳原陽一郎さん!(左) 最近僕の中で、たまが再ブームになっていたので、まさに絶好のタイミングでした! 柳原さんの独特の声が昔から好きで、娘と一緒にたまの曲をよく歌っているのです。


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一緒に観に行った友だちも「あんなに気持ちのいいフレーズをサラッと弾けるなんて・・・スゴイ!」と感激していました。僕らの拍手は一曲終えるごとに大きくなり、最後の曲「残響のシンフォニー」(アルバムの中でいちばん好きな曲です!)が終わる頃には、カラダの芯から熱くなっていました。


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アルバムは素晴らしい内容です。でもその何百倍も素晴らしい生演奏でした。会場でもらったバッジは宝ものです。これから京都や大阪でもライブがあるようなので、関西の方がうらやましいなぁ。追いかけたいミュージシャンが増えた時ほど、うれしいことはありません! 
→ 吉田省念『黄金の館』



指で奏でるフレーズの一音一音がスイスイ入ってきます。
太くて真っ直ぐでやさしい音色が、きっと僕の好みなのでしょう。
それでは、どこまでも真っ直ぐでやさしい週末を!

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Author : Takahiro Koike