帰省のいちばんの目的は、おおばあばとの再会でした。→ BLOG「おおばあばのほっぺ」
テレビで相撲とゴルフを観るのが何よりの楽しみで、とにかく記憶力がよく、力士の名前はほぼすべて頭に入っています。頭がシャッキリしていると、ほめられることがいちばんうれしいそう。
そんなおおばあばの前で九九の暗唱とブリッジを披露すると、目を丸くして驚いてくれました。
午後のレクリエーションタイムは、テーブルの上で氷を滑らせて箱の中に入れるという楽しいゲームが開催されていました。飛び入りゲストとして娘も参加し、みんなで大いに盛り上がります。デイサービスに集まる皆さんの表情が実に清々しくにこやかなのが、とても印象的でした。「私は大丈夫だから、心配せんでもエエよ」と、ニッコリ笑うおおばあば。今年97歳になるとは思えないポジティブな言葉に、心震えました。夜寝ている間も、3時間ごとにスタッフの方が寝返りを打たせてくれるので、本当にありがたいのだそうです。
僕らにとって祖母は、パワーと安らぎを一度にもらえる特別な存在。足が不自由でも耳が遠くても、迷いのない好奇心と人に感謝できる強い気持ちがあれば、こんなにも生き生きと暮らせるということが、祖母の笑顔を見ているとよくわかります。