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Nov 22,2017

憧れの傾向

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5年前のブログ(→ BLOG 「Feist」)で夫が描いてくれたイラストを仕事部屋に飾って
その存在感に憧れつづけているFeist。彼女の12年ぶりとなる来日公演に行ってきました。

クールで男性的な顔立ちに、引き締まった体、
計算されつくした無造作感が最高にチャーミングなヘアスタイル、
目の覚めるようなフューシャピンクのホルターネックドレスを着て
アクセサリーはボリューム感のあるシルバー。
その姿でギターをゴリゴリとかき鳴らしては唯一無二のハスキーヴォイスを響かせる......
自分の容姿やパフォーマンスの強みを最大限に活かしつつ
「ハズし」のセンスも絶妙な、骨太でカッコいいライブでした。

わたしは普段から、ヴィジュアルが魅力的だと思う女性を
「生まれ変わったらこのひとがいい」などと言いながら
その魅力について夫や娘に滔々と語って聞かせる習慣がありますが
Feistはまさに「生まれ変わったら」級に大好きなアーティスト。
わたしよりたった4歳下だそうですが、およそ2時間半にも及んだライブのあいだずっと
ろくに休憩もとらず次々と歌って演奏しつづけるエネルギーにはあっぱれです!
ドレスから伸びた鍛えた筋肉を感じる二の腕や、大きく開いた背中もカッコ良くて、
憧れのため息が止まらないわたしを、隣に立つ夫がそっと
「なおちゃんもこのままヨガがんばってFeistめざしなよ」と応援してくれた、
そんな夜でした(笑)。

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Feistをきっかけに気づいたのですが、どうやらわたしは、
ちょっと男性的できりっとカッコいい女性がフェミニンな服を着て楽器を演奏する、
その姿とアンバランスな魅力に憧れがちなようです。
たとえば我が家全員が大ファンのLake Street Dive(→ BLOG )でも
ボーカルのレイチェルよりウッドベースのブリジットが断然好み。
Lake Street Diveの4人は、どこか50'sっぽい匂いのアメリカンなおしゃれが上手ですが
ブリジットはライブ写真を見るとたいていレザーのミニスカートやドレス姿(かなり短い)、
でも足元は太めのハイヒールやアンクルブーツで辛口にまとめる感じがいい!
ノースリーブのがしっとたくましい腕で自分の身長より高いベースを操る男前な姿は
ブルーノートの最前列で見た来日公演でもほれぼれしました。

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あとBOY(→ BLOG )もボーカルの北欧美人ヴァレスカより
ギターやベースを弾くドイツ人女性ソーニャの方が好き。
そういえば2、3年前にはソーニャのこの雰囲気に憧れたいきおいで
いつも髪を切ってもらっている美容師さんにスマホで画像を見せて
「こんなふうにしたいんだけど」と相談したこともあったっけ
(この行為が恥ずかしいという自意識がわたしにはないようです)。
趣味の合う美容師さんなのでカットとパーマをとても上手に仕上げてくれましたが
わたしはソーニャより顔も体も全体的に肉付きが厚いため、
このシャープさには程遠かったですが......(泣)。

最近ますますおしゃれに悩むお年ごろですが、どんなに迷いの森のなかにいても
「こういう女性は素敵だな」「この雰囲気に憧れる」という感覚から
自分が進むべき道や方向性が、少し見えることもあります。
とりあえずわたしは、おしゃれ計画もやっぱり筋肉を引き締めるところから、かな。

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Author : Nao Ogawa