日本の母からやっと届いた小包。
待ちに待った『sketch』は実際に手に取ってみると、
思っていた以上に薄く、そしてその小さな造りに驚きましたが、
パラパラめくってみるとそこには「これでもか!」と沢山のものが。
ぎゅぎゅぎゅっと、でもそれは「読んでー!」と
どんどん向こうから迫ってくるものではなく、
「お好きなように」と言ってくれているようで、
すごく楽しみにしていたのに、私はページを閉じてしまいました。
この本はゆっくり、ちゃんと読みたいなと思ったんです。
アメリカの田舎に住んでいるからかもしれませんが、
以前のように「これもあれも」と行動することが少なくなりました。
こちらの人は(基本的に)おおらかです。
そして(言葉を悪くすれば)自分勝手です。
まず、「私がどうしたいか」があって、
「それにはどうすれば心地よいか」ということが
ベースになっているような気がします。
よく本では見聞きしていましたが、
在米3年目にしてようやく実感してきたところです。
あくせく何かをしていた頃に読むのもよかった気がしますが、
私は今、この本に出会えてよかったような気がします。
これから毎晩寝る前に少しずつページをめくっていきたいと思っています。
こんにちは。先日は『sketch』を送って下さり、ありがとうございました。
ちょうど仕事で三重県に行く直前に届き、わくわくしながらも封を開けるのを少し待って、
新幹線の中で読みました。こうやって、自分の気持ちや状況に合わせて
開いたり閉じたりできるのが本と共にあることの喜びだなぁと感じました。
中でもメリーゴーランドの方との対談が心にぐっときました。
ちょうど三重県に向かうところだったので、松坂市にあるレストランのオーナーの方にも
『sketch』を熱くおススメしてしてしまいました。きっと絶対好きだと思ったのです。
こんなふうに他の人ともシェアしたいと思って、それを口にして伝えることをしたのは
久しぶりな気がします。
世代の感覚もあるかもしれませんが、最近とくに、自分が本当にいいと思う人や店、
本や音楽をきちんと大切にしたいと感じています。
ネットの便利さや面白さも十分わかってはいますが、
やはり手作りのもの、実際に形あるものの与えてくれる身体感覚の方に
より愛着を感じてしまうのです。
こんなふうに自分の思いを手紙に書くことも久々ですが、忙しくても時間を見つけて
そういうことをすることがますます必要になってきているなぁと思いました。
これからも小川さんの文章やご活動をとても楽しみにしています。
先に『sketch』を購入した同僚から借りて
2冊読ませてもらう機会がありました。
内容にすごく共感、そして感激してしまい、
わたしも自分用にこれは一冊ずつ持っておきたい、
永久保存版にしたいと思ったので注文をさせていただきます。
いつもブログも読ませていただいているのですが、
またブログとは異なった新鮮さがたっぷりで、
これまで以上にますます小川さんの文章、文体の
ファンになってしまった気がしています。
夫婦や家族について書かれたコラムも
個人的に「ほんとそう」と共感する部分が多く、
胸がいっぱいになってしまうこともありました。
小川さんご夫妻が作りたいと思っておられる
本の形やあり方にも興味しんしんです。
本を読み終えて、強くオリジナリティーを感じました。
この二人だからできた、二人にしかつくれないものがここにあって、
私も自分らしくありたいなと気づかされました。
二人のセンスに感謝です!
このたびは素敵な本『sketch』1、2をありがとうございました。
直にお届けしたい思いがあり、手紙を書かせていただいております。
私ももうすぐ小さな本を自費出版するので、とても刺激をいただきました。
よきものを丁寧につくろうという思いは、もちろん技術と経験をともないますが、
確実にかたちになるのだなぁと思いました。
忙しくて仕事のものでパンパンになったバッグに『sketch』を入れて、和んでいます。
イラストの文言にも支えられ、元気をもらっています。
これからの作品も心より楽しみにしております。