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Aug 07,2015

初台湾・私的ベストその4

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さて、台湾ランキングは今日で最終回。いよいよ第4位の発表です。
第4位、それは......「おしゃれカフェと書店」!
といってもそれほど軒数は回れていませんが、見てきた範囲で報告したいと思います。

雑誌の台湾特集やガイドブックで、注目スポットとして軒並みフィーチャーされているエリアが
「迪化街」という乾物屋さんや老舗のカゴ屋さんが軒を連ねる問屋街。
東京でいえば御徒町や浅草、馬喰町などイーストエリアに通ずるムードが漂うこの街に
初日午後、二日目の朝(→ BLOG ※「民楽旗魚米粉湯」はこのエリア内にあります)、
そして最終日にも立ち寄りました。
古き良き時代の建物を、カフェやショップとしてモダンにリノベーションするのは
世界的なトレンドのようですが、その流れは台湾でもしっかり感じられました。
たとえばコーヒー休憩に入ったこのカフェ「保安捌肆 Boan 84」の趣きある建物は、元病院。
トイレの前に娘が怖がるモノ(=ガイコツ)のお茶目なディスプレイがあったりしましたが
コーヒーもおいしくて、暑さと喧噪をくぐり抜けた末のオアシスのように寛げました。

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娘が頼んだベリーのフラペチーノも美味しかったなぁ。
こういう今どきのカフェではスタッフに英語が通じるので、オーダーもスムーズです。

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台湾へ行くと言うと「誠品書店にはぜひ!」と推薦されることが多かった、「誠品 敦南店」。
台北市内の各エリアに支店がある誠品書店ですが、この本店は書籍売場が24時間営業だそう。
外朝ごはんの後、午前8時半という中途半端な時間でも本屋さんの中をぶらつけるのがうれしい。
コーナー間のちょっとした段差に腰かけて本を読みふける人たちがたくさんいて
活気ある本屋さんの幸せな風景を目にすることができました。

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噂には聞いていたものの、売場で日本の本が占めるシェアの大きさには、ちょっとびっくり。
「家がおしえてくれること」の台湾版(→ BLOG)もありました! やっぱり感動します。

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カフェもご覧の通り大賑わい。
本を選ぶ人も、カフェで一息入れる人も、みんな居心地がよさそうで
たくさんの人からこの店がいいと推された理由がわかりました。

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続いては、1937年築の煙草工場をリノベーションしたアートスポット「松山文創園區」。

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広い敷地と、歴史を物語る重厚な建物、また元倉庫が展示スペースになっていたり
「誠品生活 松於店」が隣接していたりで、じっくり回れば半日くらい過ごせそうな場所です。

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気の利いたおみやげ探しに最適な雑貨屋さんもあります。

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その雑貨屋さんの中に併設されたカフェは、カリモクのソファと古いテレビが置いてあって、
まるで東京のレトロカフェのような雰囲気でした。

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この眺めは 昨年尾道でのぞいた「ONOMICHI U2」(→ BLOG)に似てるかも。

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ミュージアムショップも広々として、ゆっくり見やすいレイアウト。

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ちょっと座って一息入れたくなり、敷地内にあるブックカフェ「閲樂書店」へ。
緑に囲まれてひっそり佇む平屋の木造の建物は、
このスポットの中において、居心地のいい離れのような場所でした。

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客席ごとに不揃いの古いソファや椅子、天井までの本棚や、
ピアノが置いてある落ち着いたインテリア......

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スタッフのおねえさんが一生懸命日本語で話しかけてきてくれるのもうれしくて
すっかり寛いでしまいました。事前にはちょっと聞いていましたが、台北の街では
飲食店の人やタクシーの運転手さんまで、とても気さくに日本語で話しかけてきてくれて
みんな気どらず素朴で、笑顔がとても素敵なのが印象的でした。

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さて、しめくくりは、最終日のいちばん最後に立ち寄ったおしゃれカフェを紹介。
エリアはやはり迪化街、その裏通りで偶然見つけた「Le Zinc 洛」。
しかし入って見るとこのお店、中庭を通路にして
迪化街エリアの今を象徴するリノベスポット「民藝埕」とつながっていました。

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おしゃれな若いカップルや友人同士で、昼からグラスワインを片手に談笑している風景は
「なるほど、これが今の台湾なのね」と納得させられるものがありました。
台湾に来たからには、ぜひ歴史ある茶藝館で台湾茶をいただきたい!と思っていたのに
スケジュールや娘のご機嫌などから、それがかなわないことを嘆いていましたが
こうした"今"の流れは少し垣間見ることができたかもしれません。

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今回の旅でも写真係としてがんばった夫を、最後に娘が撮っていました。
私のブログ記事の写真も、撮影はすべて夫によるものです。おつかれさまでした!

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初日と二日目の夕食時にちょこっと飲んだ台湾ビールは
なんだか薄くてノンアル気分だったので(笑)
最後くらいはちょっと張り込んでベルギービールで乾杯!

これにて、ランキング形式による私の台湾報告は、この4位までで完結とさせていただきます。
お付き合い下さりありがとうございました。
これからも私たちの旅と、それを夢見ながらの日々の暮らしは続いていきます。

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Author : Nao Ogawa