遠出はせずに、のんびりと過ごしたゴールデンウィーク。我が家の５月の庭は
この庭で一日過ごすことが一つのイベントになるくらい気持ちがいいと思っていて
それを知る友人たちも毎年このタイミングを狙って遊びに来てくれます。
約束の日はちょうど絶好の庭日和で、午後から夜までずっとここで過ごしました。

日が暮れたらランタンを灯して、ほんのりとした灯りのもとワイン片手におしゃべり。
ごはんは、シンプルな野菜のおつまみを何品か用意して、パンを焼いて、
メインは夫特製のダッチオーブン（→ BLOG ）。
築40年ともなると常にどこか修復を要する箇所がある我が家ですが
こうして大切な人たちといい時間が過ごせるたびに
これからも家とちゃんと向き合って、こまめに手を入れながら
大切に暮らしていこうという初心に立ち返れる気がします。

日頃の地味な庭仕事（→ BLOG ）だって
他人に見てもらえて楽しんでもらえてこそ、その苦労が報われるというもの。
そういえば連休中に私の実家に泊まりに行ったら
両親が丹精を込めて世話している庭でクリスマスローズがそれは見事に咲き誇っていて
「すごいねぇ！」とほめると、母が「そうでしょう？
あまりにきれいだから自分たちだけしか見ないのがもったいなくて
通りかかったご近所の人に声をかけて『クリスマスローズが今きれいだから見ていって！』と
招き入れちゃうの」と話していました。やや強引ではありますが（笑）、
庭づくりをがんばる身として、思わずそうしたくなる気持ちはよくわかるし
この日も、ガーデンディナーの演出をよろこぶ友人たちが
写真をたくさん撮ってくれていたのは、庭師として実はとてもうれしいことなのでした。