Jul 21,2017

アニメーターの線

anime_love001.jpg
『こころに残る 家族の旅』のイラストで鉛筆を選んだのは、アニメーターの線に近づきたいと思ったからです。僕がアニメに夢中だった1980年代はセル画の時代。鉛筆で描かれた原画は、実際に放送されたセル画の線よりもずっと生々しく、アニメーターの意気込みや野心が感じられました。特に『アルプスの少女ハイジ』や『母をたずねて三千里』のキャラクターをデザインした小田部羊一さんの柔らかで温かな線に憧れました。→ BLOG「マルコの世界」

anime_love002.jpg
宮崎駿さんの描く絵コンテやイメージボードも好きで、『カリオストロの城』や『となりのトトロ』の資料集は、今回じっくりと読み込みました。→ BLOG「カリオストロの城」

anime_love003.jpg
中学生の時に『アニメージュ』という雑誌を愛読していたのですが、付録のトトロのポストカードを最近実家で見つけました。まだ映画化される前でキャラクターの細部は未完成ですが、描かれる雰囲気はトトロそのものなのです。イラストを描き始める前にポストカードを順に眺めながら、よっしゃと気合いを入れました。(当時のアニメージュの編集はジブリの鈴木敏夫さんで、ちょうど『風の谷のナウシカ』のマンガが連載中でした)

anime_love004.jpg
そして今回最も研究し、熟読したのが『機動戦士ガンダム』です。数年前に再放送を観て、あまりの完成度の高さに小学生のように再燃し、六本木で開催された「ガンダム展」に足を運びました。

anime_love005.jpg
原画を食い入るように見つめ、迷いのない力強い線にすっかり惚れ込んでしまったのです。

anime_love006.jpg
この線は何百枚、何千枚も描いたアニメーターだからこそ描ける線なのではないか。だったら僕も気の済むまで何枚も描いてみよう。アニメ特有の構図や技法を自分なりに探求し会得してみよう。偉大なアニメーターたちの足下には到底及びませんが、少しでもこの人たちに近づきたいと手を動かすことが、創造するということなのだと思います。


kazokunotabi101.jpg
いよいよ夏休みがスタートしましたね。僕らもニューアルバムをリリースしたミュージシャンのように、各地へツアーに出かけたいと思っています。さぁ、旅の準備を始めましょう!

  • Facebook
Author : Takahiro Koike