シアトル街歩き2日目の日記。
前半4日間は想定よりも気温が低く、最高気温22、23度、朝夕は15度以下。
わたしのおしゃれ計画では連日ワンピースをさらりと一枚、のはずだったのに
保険で持っていったカーディガンやパンツ、スパッツに頼らざるを得ない天気でした。
この日はとくに涼しくて(肌寒いほど)、THE NORTH FACEのナイロンパーカまで着込み、
ホテルから1キロほど歩いた場所にあるアウトドアショップ「REI」へ。
山や海や湖に囲まれたシアトルだけに、アウトドアブランドはダウンタウンだけでも
KAVU、Patagonia、THE NORTH FACEなどのショップがありますが
中心からは少し離れた場所にあるREIは、それらのブランドもセレクトしつつ
オリジナルブランドも展開する巨大アウトドアショップ。
まるで山のなかに建っているかのように木々に囲まれた建物からしてもう素敵で、
店内にたどり着く前からテンション最高潮に達してしまったほどでした(笑)。
ここがシアトルだからなのか、あるいは現在のわたしのおしゃれ気分のせいなのか、
今回の旅行ではダウンタウンにあるデパートでブランド品の服やバッグや靴を買う、
といったことには興味がわかず(実際、1軒たりとも足を踏み入れず)、
アメリカらしいアウトドアブランドのショップをのぞくのがとにかく楽しかったです。
わたしは事前から狙っていたKEENのシューズをセール価格でゲットできたほか......
娘の通学用のナイロンパーカやTシャツを選んだり、
そのあいだ夫も自分の靴やアウターやリュックなどをしっかり選んでいたりして......
最後は『こころに残る 家族の旅』の取材ページに掲載した旅道具で
「わたしも欲しい!」と思っていたアウトドア用の速乾性タオルを買ったりと
家族全員分の買い物を一度に大量に済ませることができたのが、ここREIでした。
考えてみればアウトドアショップって、老若男女、
誰もがなにかしら買いたいものがみつかる貴重な場所だなぁと、新発見。
登山もキャンプもしない我々インドア派家族でもそう実感するのですから、
アウトドア好きな家族ならなおさら楽しい場所のはず!
午前中をかけて有意義な買い物を済ませ、ホクホク顔の3人が午後を過ごす場所として
次に向かうのはBALLARD(バラード)というエリア。Google mapで調べると、
前日買い物に来たWHOLE FOODS MARKET(→ BLOG )前のバス停から
ストリートカーに乗って1本で行けることがわかったので
REIからバス停までまた1キロほど歩いてやってきました。
さいわい待ち時間もなく、いそいそとバスに乗り込んで、いざバラードへ!
バラードに到着したのは午後1時前。
夫は「バラードではレコ屋めぐりするから!」(→ BLOG )と鼻息荒いものの
お腹が空くと「旅人格」が出てしまうという自覚も最近はあるため(大きな進歩です)、
ベトナム料理の食堂でささっと昼食をとることに。
わたしと夫はフォー、あとでアイスクリームを食べる気満々の娘は春巻きで軽めに。
支払いもチップを入れて22ドルとお手頃で、
つくづくアジア料理って胃袋にもお財布にもやさしいなぁとうれしくなりました。
とくに子ども連れでカジュアルに食事を済ませたい、
でもフードコートやハンバーガーという気分でもなく、
洋食には飽きたけど日本食レストランに入るほどでもないなというとき、
ベトナムやタイなどの東南アジアのごはん屋さんは最適です。
これでお腹の方は安心、となった夫が「ではしばらくこもらせていただきます」と
宣言するレコ屋を確認したら......
わたしたちは同じ通り沿いにある「Secret Garden Books」ヘ。
絵本や雑貨が充実している、(店名からして)とてもかわいいお店で、
こちらも女同士、キャッキャと楽しくおみやげ探し。
「アイス!アイス!ねぇ〜いつアイス食べられるの〜!?」という魂の叫びを止めるべく、
向かったアイスクリーム屋さんは残念ながら休憩中!ガーン......
でもこのお店、植栽がとってもかわいかったなぁ。
バラードは緑がたっぷりの、高い建物もないのんびりとした街で
ブラブラ歩きが最高に楽しいのでした。
充実のバラード店を見るまでは、と購入を見送ったKAVUのバッグ(→ BLOG)も
無事にお買い上げ(リュックを買うはずが、
わたしとおそろいの斜めがけロープバッグの方がいいと娘が言い張り、
それにつられて夫まで黒の斜めがけを購入)。
「シアトルガイド」というパンフレットもしくはウェブサイトのクーポンを使って
20パーセントOFFでした。これを使わない手はないですよ!
同じ通りにはまたアウトドアショップ。
シアトルのアウトドアショップは東京の神保町のような雰囲気とはまた違って、
一軒一軒がブティックっぽい感じなのがまた女子には楽しい。
今回のシアトルでは、10年前より「自転車の街」という印象が強く残ったのですが......
バラードでも、気持ちよさそうに自転車を走らせるひとたちとたくさんすれ違いました。
我が家も全員自転車好きなので、そういう点でもバラードは
「なんとなく肌が合うなぁ」と感じたし、居心地がよかったです。
夫の2軒目のレコ屋タイムの待ち時間は、通りをはさんだ向かいのスターバックスで
絵はがきを書くことに。
収穫ありで満足そうな夫が戻ってきたら、娘のアイスクリームをリベンジ。
独占欲の強い娘に気圧されてわたしは一口ずつしか食べていないのですが
ここのジェラートがすっごくおいしかった!
サイトを見ても、ものすごーくおいしそうです......
→ D'Ambrosio Gelato
並木通りに、センスのいい小さな路面店が並ぶバラード。
フェアトレードの雑貨屋さんを見つけて、ここでもしばらくお買い物。
夕方からの予定にそなえて、夕食を早めにとる必要があったため
並木通りを行ったり来たりしながら「ここよさそう」と思ったピザ屋さんに入りました。
→ PATXI'S PIZZA BALLARD
ここが期待以上においしく、子連れにもやさしいナイスなお店!
通されたのは、両隣りとも小さな子連れファミリーの席だったのですが
(広い店内のキッチンをはさんで反対側のゾーンにはカップルや大人客ばかり)、
天使のような赤ちゃんを通じて家族同士で自然にコミュニケーションがとれるし、
でも料理やドリンクはちゃんと大人も満足できる内容。
キッズメニューもあってお得でした。
娘は、同じ年くらいの子とは言語の壁があってからみづらいけれど
赤ちゃん相手なら、可愛がるふりをして遊べるということに気づいたようで(笑)
大ハリキリ。
大ハリキリといえばこちらも。レコ屋でカセットテープが豊作だったと上機嫌(笑)。
しかもどの店でも、シアトルのクラフトビールのおいしいこと!
わたしは普段それほどビールに執着がないのですが、
シアトルではすすんでビールをいただいていました。
お店の前からUberに乗って(このときのUberドライバーさんの運転テクニックが見事で、
降車の際にそれを賞賛してお礼を言うにくわえ、全員一致で5ツ星評価を謹呈しました)、
向かったのは本日最後のイベントが行われるシアトルセンター。
KEXPという地元ラジオ局による野外イベントが8月の週末ごとに行われていて、
この日が最後というタイミングだったのです。
→KEXP & Seattle Center Presents Concerts at the Mural 2017
17時半、18時半、19時半と、3つのバンドが登場して、入場無料&子どもも参加可能。
夏のシアトルは夜8時くらいまで日が暮れないので、時間的にはもう夜なのに、
ずっと夕暮れのなかで草の上で音楽が聞けるという素敵なイベントでした。
ただ気温はやっぱり低くて、午前中にREIで買ったPatagoniaのパーカが早速の出番。
また遊んでくれる(本人的には遊んであげてるつもりの)小さなお友だちを見つけて
娘も楽しそう!
すっかり体が冷えてしまったので、ライブは最後まで身終えずに会場を後にしましたが
見回せばお客さんももうまばらで、「あーあ、楽しかったねぇ」という
宴のあとのけだるい空気感が原っぱに漂っていました。
見上げると、まるで絵はがきみたいにくっきりと浮かび上がるスペースニードル。
そのスペースニードルからモノレールに乗って(ここもクーポン使えます!)、
Westlake Centerへ。そこからは初日(→ BLOG)と同様に坂道をのぼって歩いて
(スーツケースを引いてなければ意外と平気)、ホテルへ帰ってきました。
こうして書くと3日分くらいのメニューを詰め込んだ感のある2日目はこれにて終了。
歩数は、13,986歩でした。
シアトル旅日記、まだまだ続きます!