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Sep 18,2017

シアトル旅行記6

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シアトル街歩き4日目の日記。
盛りだくさんの内容につき、1日のことを2回に分けて記録したいと思います。

この日は前半の4泊滞在したホテルをチェックアウトし、後半の宿へと移動する日。
はじめて夫が6時台に起きてきて(ようやく時差ボケが直ったのか、
あるいは前日朝の恐怖(→ BLOG )から?)、
しかも前の晩は娘の希望でソファベッドに母娘いっしょに寝たため、
早朝のリビングには家族全員揃っていて(でもひとりは寝ていて、ひとりはテレビを見ている)、
そんななかわたしは50分間集中して、いつもどおりにヨガ。

『こころに残る 家族の旅』で必需品としても紹介しましたが、
折りたたみのヨガマットと、ほんの1畳程度のスペース、
目覚ましとYoutubeでお世話になるスマートフォンさえあれば、
いつでもどこでもヨガはできます(オプション的な道具として、
マットに転がっているのは体のコリをほぐすマッサージ用グッズ、自作ほぐれっち)。

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1階ビュッフェで朝食をさくっと済ませ、9時にはチェックアウト完了。
それなりに大きな建物で、宿泊客も多いホテルなのに
いつもカウンターには担当者が一人しかいなくて
チェックアウト時刻の11時過ぎには長蛇の列ができているのを偶然目撃していたため
それを避けるための早めのチェックアウト作戦を決行したのでした。

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次の宿は、北へ2キロ強離れた場所。迷わずUberを呼びます。

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3分後にはUberがやってきて、目的地へと向かいます。
料金がクレジットカードから引き落とされ、その際に任意でチップも加えられるUberですが
このときの利用ではトランクにスーツケースを納めてもらったり、
着いたときにそれを出してもらったりしたため、チップだけは手渡ししました。

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さて、後半の宿となるBacon Mansionに到着しました。
Capitol Hillの閑静な住宅地の中にあるB&Bです。

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今年の目標「これまでやったことがないことをやる」(→ BLOG )の実践のひとつとして
興味がありつつも泊まったことのなかったB&Bへの宿泊体験を
盛り込んでみることにしたのです。
具体的な宿の選定や宿泊予約はBooking.comを活用し、
予約確認のメールがB&Bのオーナーから届いた際に
午前中早めにチェックインをしたいという希望と時間の目安を伝えておいたため
なんの問題もなくスムーズに迎え入れてもらえました。

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広いお屋敷のなかにはいくつも部屋があり、わたしたちが泊まったのは、
このB&Bのなかでもいちばん広くて子連れ向け、という一室。

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ダブルベッドと、子どもが寝るのにちょうどいい(しかもかなり胸ときめく)サイズ感の
ベッドがあるので、たしかにわたしたち家族にはちょうどいい環境でした。

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キッチン設備はありませんが、各部屋にトイレとバスルームはついていて
クラシカルなインテリアがとてもかわいかったです。

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半地下なので日がさんさんと入ることはない反面、
そのぶん落ち着けて、しかも前半の宿とはまったく違う静かさに感動しました。
やはり交通の便利な街中だと、ホテル周辺の交通量も多く、
夜中でもパトカーや救急車のサイレンで目覚めることがあったのに対し、
住宅地のなかは夜も朝もとっても静か。
ここに泊まっていた後半3日間は、朝10時には出かけ、
夕飯は外食で早めに済ませて夜7時過ぎに部屋に戻る、というペースだったので、
日当たりがよくないことはとくにネックではありませんでした。

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期待ふくらむ(そして結果的にもその期待は裏切られなかった)B&Bへのチェックインと
簡単な荷解きを済ませたら、11時過ぎにバス停(B&Bから徒歩1分)からバスに乗り......

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日曜の昼間にCapitol HillのBroadwayで開催されているFarmer's Marketにやってきました。

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お天気はようやく夏らしくなって、30度くらいになりました。
わたしたちの大好きな市場、しかも野外のマーケットなんて、気分最高!
夫がいまでも「あの日の奈緒ちゃんのテンションはすごかった」と振り返るように
なんだかいろんなことがうまくいって楽しかったのが、この日曜日でした。

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メルボルンで味をしめた「市場でリンゴを買ってかじりながら歩く」(→BLOG)をふたたび!
という娘の希望で、フルーツのテントでリンゴを1個買い、その場でしゃりり。

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でもよくよく聞いてみると、娘には2015年2月のメルボルン旅行の記憶が、
もう具体的には、ほとんどないのだそうです(リンゴのことも思い出というほどではない様子)。
あんなにいろいろ楽しいことしたのにねー!と、びっくりするのと同時に、
記録の大切さを痛感します......

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鬼ママを怖がる2人(笑)としてもパパとの仲間意識を強めたこのシアトル旅行は
果たして彼女のなかにどんなかたちで残っていくのでしょうか。

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......話をマーケットに戻して、あぁそれにしても、
写真一枚一枚を振り返りながら、この日の楽しさをかみしめてしまいます。
フリーモントのパン屋さん「SEA WOLF」のテントが出ていて
そこで買ったクロワッサンとパンオショコラの感動的なおいしさ、
お店番のオレンジのドレスの彼女がとってもかわいかったこと
(しかもその彼女とは後にバッタリ別の場所で遭遇して立ち話をする展開に)!

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マーケットの脇にはちょっとした広場があり、みんなが思い思いに座って
テントで買ったものを食べているなかに、わたしたちも加わってパクパク。

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おいしいパンとフルーツでお腹が心地よく満たされた後、やってきたのは
Capitol Hillではここへ行かねば!と狙いを定めていた「Elliot Bay Book Company」
ここの店先で、さきほどのオレンジのドレスの彼女とすれ違い、立ち話をしたのでした。
お互い「あ、さっきの!」という感じで、
買ったパンがすごくおいしかったよ、と伝えると
彼女も、お父さんが日本人なのでわたしはハーフなんです、と話してくれました。
シアトルではこうした「名乗り合いもしない立ち話」のシーンがちょくちょくあって
それがなんだかとても楽しくて有意義な時間で、
1日に彩りを与えてくれるものだということを実感しました。

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そしてこの「Elliot Bay Book Company」
期待以上に、本当に居心地のいい素敵な本屋さんでした。
累計何時間ここで過ごしたのかしら......

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ゆったりと贅沢にスペースをとってある児童書のコーナーで
娘の小学校のお友達にあげるシールブックをラックの中から探したり......

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広々とした店内を、あてもなくぐるぐるして、
目に飛び込んだ本を開いたり、おみやげにいいかも、という雑貨を手に取ったり、
といったひとつひとつがどこまでも楽しい場所でした。

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娘は児童書のコーナーで自分で選んだマンガを飽きもせずにめくっていました。
わたしは普段、日本語の文章や言葉の、ごくごく細かな部分を、
あーでもないこーでもないと悩む作業をしていますが、
絵本やマンガは、そうした限定された言語の垣根を軽々と超えてしまう......
という事実に直面するのは、海外の本屋さんでの、こんな娘の姿を見るときです。

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わたしたちが大好きな空気に満ちていたCapitol HillのBroadwayには、
シアトルが生んだ偉大なギタリスト、ジミ・ヘンドリクスの銅像もあります。
この日は全員ひとりずつ、彼(の銅像)と一緒に撮影をしましたが、
今日のブログでは、我が家の音楽担当である夫とのツーショットを。

シアトル旅行記は今月いっぱいを目安にもう少し、続きます。
どうぞお付き合いください。

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Author : Nao Ogawa