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Dec 15,2017

『婦人之友』 との出会い

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特集の扉ページにイラストを描かせていただきました。家族の朝の風景という依頼を受けて、忙しいけれどそんな忙しさを楽しむような、清々しい朝のキッチンを描くことにしました。久しぶりにアクリル絵の具を使って色をつけたのですが、サイズや文字の入るスペースを考えながら、構図を決めていくのは面白かったです。

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担当の編集者さんは新刊のトークイベントに2度も参加してくださり、取材に来ていただいたもう1人の編集者さんは奥さんに影響を受けてヨガに挑戦したり、さらに男性の編集者さんは10代の頃に『アニメージュ』を愛読していて、しかも松本零士さんの大ファンという共通点がありました。取材後に同年同月同日の誕生日ということがわかり、感動して2人で固い握手も交わしました。そんな素敵な出会いがあり、巻頭10Pというボリュームで我が家を取り上げていただいています。→ BLOG

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『婦人之友』は創刊115年という由緒のある雑誌で執筆陣も豪華、内容も興味深いものが多いです。表紙は網中いづるさん奥さんの著書『おしゃれと人生』に登場しているひびのこづえさんや平松洋子さんの連載も。さらに新連載ページには後藤美月さんの絵本まで。後藤さんは原宿のギャラリーカフェ、シーモアグラスで個展を行なっていて、先日初めてお会いしました。その時にご本人とディープな絵本の話もさせていただきました。(後藤さんは四日市の子どもの本専門店、メリーゴーランドのご出身です)彼女の初の自作絵本である『おなみだぽいぽい』は、『心地よさのありか』と同じデザイナーの漆原さんが手がけています。


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『婦人之友』に参加できたことは、さまざまなつながりを嗅ぎとりたぐり寄せて、辿り着いた不思議な感覚でもありました。同じ趣向、考え方の人たちと取材や仕事を通して知り合うことができるのはとてもうれしいものですが、大人になるにつれて、親しい友人関係を築くのはなかなか難しくなります。中高生の頃に気の合う友達に出会ったようなピュアな瞬間を思い出しました。またSNSではなく、人の力による自然な流れでつながることができた快感も肌で味わいました。


スムースな出会いこそが、人を一段と豊かにするのでしょう。
それでは寒さが少しずつ和らぐような温かな週末を。『婦人之友』1月号はただいま発売中です。


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Author : Takahiro Koike