さて、那須日記２日目です。
この日も朝からヨガ→温泉でしっかりリフレッシュしたら
まずはおいしいと評判のパン屋さんでブランチをとり、黒磯方面へという予定を立ててみました。
お目当ての店に向かう途中、通りかかったパン屋さんが気になり入店。
ペンションを併設する〈クーロンヌ〉というお店で、
ここのテラス席で軽めの朝食をいただいたところ、パンもコーヒーも美味しかったです。

そこから車で数分の〈NAOZO〉がもともとお目当てのパン屋さんだったのですが
超人気店だけに、私たちが着いたときに店頭に並んでいたのは3種類ほど。
確実に買いたい人は予約が必須のようです。
せっかく来たので、３種類すべて買いましたが、
１個食べてみて、その人気ぶりに大いに納得！
びっくりしたのは、翌日の朝に残りを食べてもまだおいしかったこと。
次回は絶対予約して他の種類も食べよう！と心に誓いました。

次に向かったのは〈旧青木家那須別邸〉。
明治時代にドイツ公使や外務大臣を歴任した青木周蔵氏が1888年に建てた別荘です。
古い建物見学は私と夫の共通の趣味ですが
昨年秋の安田楠雄邸見学で実感したように（→ BLOG ）
小学生にもなると子どもの動向にヒヤヒヤすることも少なくなり
落ち着いてゆっくり見学ができます。

館内は撮影禁止ですが、重厚な造りではありながらも華美ではなく、
意外にも親しみがわくような可愛らしい別荘でした。

室内見学の後は建物の外側をぐるっと一周しながら、
外壁の凝った意匠などをチェック。

街道から屋敷へとまっすぐ伸びる、美しい並木道。
明治時代はここを通る馬車がよく似合ったのだそうです。
そういえば馬車も建物内に置かれていました。

続いては雑貨やカフェなどが立ち並ぶ黒磯のおしゃれエリアへ。
小さな古本屋コーナーもあった〈04 STORE〉ほか、
〈SHOZO〉のお店を中心にのぞいてまわりました。

古道具屋さんの〈ROOMS〉では、小さなお買い物をしました。
品物は後日のブログでご紹介しますね。

黒磯駅前に移動して、〈タミゼ クロイソ〉と〈吉田商店〉をのぞいた後は
昼夜兼用の早めの夕食をとることに。今回の旅のホテルにはキッチン設備がなく、
とはいえ三食ずっと外で食べ続けるのは体調的に不安があって
食事は遅めの朝食と早めの夕食、プラス、カフェ休憩でお茶、というペースにしたところ
お腹が重くなりすぎなくて、ちょうどよかったです。
というわけで午後4時過ぎに入ったのは、黒磯駅近くの〈カフェ・ド・グランボワ〉。
旧青木邸別荘を堪能した流れで、重厚な石造りの洋館カフェ&レストランに決めました。
この建物、元黒磯銀行本店として大正時代に建てられた重要文化財だそうです。

建物の古い味わいを生かしながらも、お店の雰囲気はカジュアルで
居心地よさそうに長居しているお客さんや常連さんの姿も。

近年のベストセラー小説やメジャーな雑誌がたくさん並んだ店内閲覧用本棚も
昔ながらの喫茶店といった感じで、
３人とも思い思いの一冊を選んで読みながら注文した料理を待ちました。

そしてお料理。オムライスとグランボワ・ライス、トマトパスタ、
どれも全部美味しかったです！ ちょうどお腹も空いていて、
でも食事らしい食事はこれで終わりなので、
この時間に食べるボリュームとしてもちょうどよかったのかもしれません。
那須での外食は、運転があるためお酒は飲めませんでしたが、
そのかわりホテルで温泉から上がったら、しっかり乾杯させてもらいました（笑）。

そして那須２日間の締めくくりは、ホテル内のミュージックルームで
家族３人では初体験となるカラオケ！
『SUN』『Crazy Crazy』『Friend ship』など、星野源さんの曲を中心に
くるり、ユニコーン、荒井由実、スピッツ（→ BLOG ）、いきものがかりなどをはさんで、
最後は布施明『君は薔薇より美しい』（→ BLOG ）で締めくくるという、
思いっきり偏った選曲の、私たちらしい１時間でした。
写真はいきものがかりの『風が吹いている』を数年ぶりに熱唱（→ BLOG ）の図。
これがなかなか上手くて、次回のカラオケでは娘に何を歌ってほしいかで
私と夫で盛り上がっています。ちなみに候補曲の筆頭はaikoの『カブトムシ』。

あぁ、楽しかった！
短くも濃密な那須の小さな旅、これにて終了です。
翌朝は最後の温泉に入ってチェックアウトしたら、
群馬県前橋の〈フリッツ・アートセンター〉へ。
予想以上に素敵な本屋さんで、『sketch』を大切に売ってくださっていました。
この報告は、また次回へ！